子規忌

子規の忌のもう一献は律さんへ

 

もし子規の時代に介護ベッドがあったら……。あるいは車椅子があったら……。もっとも子規がそれを利用できたかどうかは分からないが……。介護用具も介護サービスもない時代の介護は、今とは比べものになるまい。母八重や妹律の献身なしには子規の偉業はなし得なかったことは疑うべくもない。ふと子規の命日に酒を供えて、律さんにも一献差し上げたくなった。

「律さん」とは馴れ馴れしい呼び方だが、子規を介護していた頃の年齢を思えば、「律女」でも「律様」でもなく、親しみを込めて「律さん」と呼びたくなる。また、これは同じく介護をしている者としての共感を込めた呼び方でもある。

 

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