母と姉と父の位牌と昼寝かな
往診に訪問看護、訪問リハビリ、訪問入浴と家にいながらにしてサービスを受けられるのは有難い。一方で、日替わりで人が家を訪ねてくる気疲れも正直ある。
父の四十九日を終えた7月頃のことだったろうか、母と姉と3人で昼寝をしたことがある。その日は、どのサービスも入っていない日で、眠そうにしている母を見て、姉がみんなで昼寝をしようと言った。
仏間にあるベッドに母を寝かし、姉と私は畳の上にごろんと横になった。横になる前に、仏壇にある父の位牌が目に入った。なんだか父とも昼寝をしている気持ちになった。
ほんの30分ほどのことだったと思うが、不思議な静けさと平穏に包まれた時間であった。
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