汗かかぬ老いを介護の玉の汗

 

母はほとんど汗をかかなくなった。狭心症や不整脈といった心臓病を抱えているので、なるべく部屋の温度を一定に保っていることもあるが、やはり高齢になって体温調節ができていないのだと思われる。夏に冷房のないトイレに連れていっても、本人は涼しい顔をしている。だが、介助する姉や私はそのたび汗だくだ。

もっとも、喉の乾きも感じず自分では水分補給しようとしないので、汗をかかないといっても脱水症状や熱中症になる可能性はある。冷房の中にいるとはいえ、夏は注意が必要だし、秋や冬とて油断は出来ない。

室温22度を目安にしているわが家では、季節を問わず姉や私はときどき玉の汗を流す。

 

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