つれづれと母に添ひ寝の春の雨
亡くなる前の1、2年ほどは毎日、訪問入浴が来てくれる水曜日以外は、昼前後に起きて、夜に就寝するまで車椅子で過ごすというのが母の生活のパターンだった。
ただ、日によって昼を過ぎてもまだ寝ているということもあって、いつ起きるというか分からないので、私も一日の予定が立ちづらい。特に姉が手伝いに来てくれない日曜日は、母を外に出ることも叶わず、かと言って何かに集中して向き合うのも難しい。
仕方なしに昼間から母のベッドの横に布団を敷いて母と並んで横たわっているというような日もあった。
一日が長く感じたものだが、母が亡くなって間もないいまは、さらに一日が長い。
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